About RETRO

「レトロ」という店名…

2001年6月13日 7RAYZ Inc.
代表取締役社長 松吉輝明

楽しい仲間達や素敵なモノ達と一緒に、ゆっくりと時間が流れた後、
ずっと変わらずそこに残る空間の雰囲気、それが後に”レトロ”と呼ばれるのではないでしょうか。

中学、高校、大学そして社会人になってからも、振り返ってみると
いつも仲間達の集まれる場所がありました。
特に思春期を共に過ごした親友達との「溜まり場」は、今でもよく覚えています。
別に何の話題があるわけでもないのに、やたらと楽しくて、
毎日毎日くだらない話で盛り上がっていたように思います。
…ただ、学校を卒業したり、職場を変わったりすると、
あれほど毎日一緒に居た仲間達ともなかなか会えなくなってしまいました。
久しぶりに行ってみたらなじみの店が閉店していたり…。

“今”は誰にとっても大事ですが、”ちょっと昔”の思い出に戻れる場所があってもいいですよね。
若い頃に過ごした思い出の場所に五年後、十年後に集まって昔話に花を咲かすことが出来るような、
また、縁遠くなってしまった仲間達がすぐに昔を思い出して居心地よく過ごせるような、
そんな空間を誰より私自身が欲しくて、この店を作りました。

店の広さに不釣合いなほど大きな吹き抜けの階段を設置したのは、
集まる時に一人一人の登場シーンを下から眺めて「久しぶり!」と声を掛けやすいようにと思ったからです。
店内で使用するアイテムがシンプルで飾らない物にしてあるのは、かつて皆さんを取り囲んでいた品々に、
思い出を重ねやすいようにと思ったからです。
大型プロジェクターも設置致しましたので、ご要望があれば何時でも思い出の映画や自作されたビデオ映像などを
お流しする事が可能です。

天井に取り付けられたスピーカーから流れる懐かしい曲とスクリーンの映像、
そして透明なグラスの向こうに座っている「ちょっとだけ年をとった仲間達」が
タイムマシンとなって昔を思い出させてくれる時、

そこに”レトロ”が出現します。

長い時を経てなお、時を刻む古時計やセピア色に色褪せた写真のように、
十年、二十年、三十年経った後にこの店が”レトロ”な雰囲気を醸し出せればと思っています。
皆が待っている空間に向かって階段を一段一段降りて行くシーンが、
ある方にとってはいつか”レトロ”な思い出となり、
ある方にとっては”レトロ”な空気を思い出す入り口となって頂ければ幸いです。

それがル・カフェ・レトロの店名の由来であり私の願いです。

この店に来て頂けた全ての皆様が、いつかご自分だけの”レトロ”を見つけられますように。

Not old-fashioned, but RETRO !!

Le Cafe RETRO (ル カフェ レトロ)
東京都新宿区西早稲田2-1-18 1F&B1F
TEL 03-3207-1078
営業時間 月~土11:30~0:00
日・祝12:00~21:00